よくわかる楽曲感想

(未)視聴楽曲の感想を毎日アウトプットする生活。4人で書いてます。編集者のタグがあります。

ClariSのironyでめちゃくちゃな感情になったオタクの話。

『irony』

SING: ClariS

lyrics・song・arranged: kz

 

こんにちは、なんみんです。このブログは、未視聴の楽曲(聴いたことのない楽曲)を聴いて、身内で感想を共有しよう、というブログなのですが、今日は、未視聴の楽曲ではありません。ですが、ありえんくらい感情になってしまった楽曲があるので、感想をかかせてください。

 

何気ない朝、いつも通り出勤するために車を運転していました。シャッフル機能をオンにして、自作のヘビロテリストを流したら、iPhoneからこの曲が流れてきました。

 

「お、ironyか。調子ええな今日のシャッフル機能は。」

とか、

「この曲アニサマで聴きたいんだよな。」

 

 

とか考えつつ、車を走らせてると、とあるフレーズが流れてきました。

 

 

♪いくつの日々を君と過ごしてきたんだろう♪

 

 

2番のAメロ、しょっぱなの部分です。ここの歌詞が妙に心に引っ掛かったぼくは、なぜそんなにも引っ掛かってるのか、脳みそをフル回転させて考えてみました。

 

 

この曲は、アニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のOPです。ぼくが中学2年生の頃の作品でした。俺妹は、ぼくを「女性声優のオタク」にする「始まり」の作品でした。というのも、ぼくは「俺の妹が(ラジオでも)こんなに可愛いわけがない。」という、このアニメのwebラジオを聞いていました。このラジオ、花澤香菜さんと竹達彩奈さんがパーソナリティの、いわゆる「アニラジ」というジャンルのラジオで、このラジオがぼくの「初めて」のアニラジだったのです。

そんな、ぼくにとって、とても思い入れのある作品、それが放送されてから、今年で10年経つ、という事実に気付いてしまったのです。ぼくとClariSの2人は同い年(アリスとクララは同い年だけどカレンについては分からない)で、ぼくが初めてClariSについての情報を知って「同い年やんけ!」って驚いた、あの中2の、ヘラヘラしてたあの頃から、10年経って、今ぼくは中学・高校・大学を卒業して、こうやって社会人として仕事をしている、という事実、「10年という時間の長さ」をはっきりと痛感させられてしまったのです。

 

 

♪いくつの日々を君と過ごしてきたんだろう♪

 

 

本当に、いくつの日々を、ぼくはこの曲と過ごしてきたんだろう。初めてぼくがこの曲を聞いた時、部活の夏の大会で負けた日の夜、高校受験に受かった日、生徒会長に立候補した日、インターハイ予選の朝、大学受験の日、初めてバイトの面接を受けた日、就職試験の日、入社式、初めて大きな仕事をやった日、、、ぼくの人生の様々なターニングポイントにはこの曲がありました。

 

だからぼくはあのフレーズで妙に引っ掛かっていたのか、と理解しました。「バカエモすぎる〜泣泣」と感情を爆発させながら曲を聞いていくと、

 

 

♪本当の声を隠して 口ずさむこのメロディ

ゆっくりと変わってく心に身を任せて♪

 

 

というフレーズ。2番のサビです。

ClariS、および花澤香菜さんと竹達彩奈さんにあんなにもゾッコンだったのに、ふと気づくと、ぼくはラブライバーになっていたり、マンガタイムきららの百合豚になってたり、ワグナーになってたり、上田麗奈さんのオタクになってたり、TrySailのオタクになってたりと、マジでフラフラと入れ替わる心に身を任せてんな、と、感情になってたところを急に現実に引き戻されるみたいに、自分のDDさ加減に嫌気がさしました。

ですが、、、

 

 

♪自分のことなんてわからないし

君のこと知りたい気もするけど

ぶつかる気持ちを少し抑えて

見えない壁 手探りで探すよ♪

 

 

という歌詞。Dメロです。

Dメロだけに、DDを救う歌詞になってました。結局自分のことなんて分からない。将来が見える人なんて1人もいないから、今は前に進んでいくしかないんだ、と。将来自分が誰を好きになるかなんて分かる訳ないんだから、今その瞬間自分が好きな人に全力になるしかないんだ、と。

真理ですね。どでかいメッセージが流れてきました。

 

しかも、今世界がこのような状況だからでしょうか。コロナウイルスが全世界を蔓延する執筆現在、暗い気持ちになるのもしょうがないのかもしれないけれど、それでもぼくたちは前に進んでいくしかない。そういうメッセージも、ぼくはこの曲から受け取ることができました。(逆になんやねん、DDを救うメッセージって。こっちが先やん、普通。)

何回も聞いてきたこの曲、掘れば掘るほど、深みが増していきます。10年経った今でさえ、ぼくに新たな楽曲の楽しみ方を見出させるのですから。楽曲って、一貫したメッセージを持たせつつ、特定の時代に合わせた解釈も可能な、様々なメッセージを併せ持たせることもできるのだな、と。あっぱれです。

 

 

♪すぐに会いに行きたいけど

言葉は見つからないし

最後の1ページくらい

君には笑顔みせたい!♪

 

 

ラスサビです。

全世界で一致団結して、この厄災を乗り越えたその先に、ぼくがこの曲をライブで聴いて、ぐちゃぐちゃな感情になって、ClariSの2人に、号泣しながらクネクネ多動してキモオタスマイルを見せつける、そんな未来が待ってるといいな、という願いをこめて、この記事を締めます。

 

 

この曲、本当は「10代少女の複雑な感情」がテーマの、すっごい俺妹にぴったりの楽曲なんですよ?凄くないですか?この曲。

ここまで読んでくれたオタクさん、ありがとうございます。そりでは👋